土木作業員の熱中症対策、WBGT28℃を超えたら見直したい装備
2026-09-08 18:00

土木作業に従事する方であれば、「暑さ指数(WBGT)」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。WBGTは気温・湿度・輻射熱を考慮した熱ストレスの指標で、環境省によるとWBGTが28を超えると熱中症患者が急増するとされています。2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則では、WBGT28℃以上または気温31℃以上の環境で連続1時間以上、あるいは1日4時間を超える屋外作業を行う場合、事業者に報告体制の整備や措置手順の作成が義務づけられました。
道路工事や造成工事など、日陰の少ない現場で長時間作業を続ける土木作業員にとって、WBGT28℃を超える環境は珍しくありません。「測定はしているが、その先の具体的な対策まで手が回っていない」という現場も多いのではないでしょうか。

WBGTとはそもそも何を測っているのか
WBGTは単なる気温とは異なり、①湿度、②日射・輻射など周辺の熱環境、③気温の3つの要素を取り入れた指標です。乾球温度計に比べて太陽光や路面からの照り返しによる温度上昇、湿度による冷却効果の低下をより正確に反映できるとされています。アスファルトやコンクリートに囲まれた土木現場は、周囲からの照り返しが強く、体感温度が気温以上に上がりやすい環境です。実測のWBGTが31や32といった数値になることも珍しくなく、環境省が発表する熱中症警戒アラートの基準(日最高暑さ指数33)に近い状況が日常的に起こり得ます。WBGT28℃という基準と冷却ウェアの設計温度が一致
Mr. NomadsのPCM搭載アイスベストは、まさにこのWBGT28℃という基準に合わせた設計温度28℃を採用しています。PCM(相変化材料)が固体から液体へと変化する際に周囲の熱を吸収する性質を利用し、電源不要で体温を直接吸収し続ける仕組みです。室温35℃の環境でも最大4.5〜5時間の持続冷却を実現しており、道路工事や造成工事のように日陰のない現場での長時間作業にも対応しやすい設計です。 2つの特許技術と3つの冷却技術を組み合わせた設計により、路面からの照り返しや直射日光による外部からの熱を遮断する断熱レイヤーも備えています。地面に近い場所での作業が多い土木現場では、上からの日射だけでなく下からの照り返しも体感温度を押し上げる要因になるため、こうした断熱構造は実用的な意味を持ちます。測定だけで終わらせない、次の一手として
WBGT測定はあくまで対策の入り口であり、「測定した結果、危険な数値が出たときに何をするか」が現場管理者にとっての本題です。休憩や水分補給のルール化に加えて、電源や配線を必要としない冷却ウェアを併用することで、休憩を挟めない状況でも身体への負担を軽減しやすくなります。水洗いにも対応しているため、土埃がつきやすい土木現場でも衛生的に使い続けられます。WBGT計と組み合わせた現場運用の一例
実際の現場では、朝礼時にその日のWBGT予測値を確認し、28を超える見込みの日にはあらかじめ冷却ベストの着用を促す、といった運用が考えられます。あわせて、休憩所や車内を28℃以下に保てるようにしておけば、休憩のたびにアイスベストやアイスバッグパッドが自然に再凍結し、午後の作業でも同じ装備を使い続けられます。WBGT計での数値管理と、体温を直接吸収する装備を組み合わせることで、「測る」だけで終わらない実効性のある暑さ対策につながります。アイスバッグパッドとの組み合わせも有効
土木作業員のなかには、資材置き場と作業エリアを行き来する移動が多い方もいます。そうした場合、アイスベストに加えてリュック用アイスバッグパッドを併用するのもひとつの方法です。移動時の背中の蒸れを軽減しつつ、休憩所や車内が28℃以下であれば自然に再凍結するため、午前・午後と繰り返す作業サイクルのなかで冷却効果をリセットしながら使い続けられます。装備を増やす際も、いずれも電源不要でTPU素材による水洗い対応のため、管理の手間が増えにくい点は共通しています。



