「医者でも、介護は迷う」脳神経内科医・米山公啓が母との介護体験を綴った著作を28年ぶりに新版刊行
認知症介護に「正解」はあるのか? 医療や介護の選択肢が広がった今も、家族が直面する葛藤は尽きない。専門医として、ひとりの息子として向き合った10年間の記録を、現代の読者へ。

認知症の家族と、どう向き合い、どう支えていくのか。脳神経内科医・米山公啓が自身の母の介護を通して見つめたのは、医学的な知識だけでは答えを出せない、家族の日常と感情でした。本書は、2003年に刊行された介護体験記を改題・加筆修正し、2026年10月28日に新版として刊行しました。
医師として、息子として──医学だけでは見えない介護の姿
何度も同じことを尋ねられるつらさ、昨日までできていたことができなくなる戸惑い、家族の顔や関係性が変わっていく悲しみ。本書では、認知症の進行に伴う母の変化と、それを受け止めながら介護を続ける家族の姿が、具体的なエピソードを通して描かれます。
著者の米山公啓氏は、1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部を卒業し、脳神経内科医として研究・診療に携わってきました。1998年に大学を退職して執筆活動を本格化し、医学エッセイ、医学実用書、医学ミステリー、時代小説など300冊以上を刊行。現在も東京都あきる野市の米山医院で診療を続けています。
母の介護経験は、著者にとって過去の記憶にとどまりません。認知症の患者やその家族に向き合う診療の現場でも、実体験だからこそ伝えられることがあるといいます。医師として病気を理解することと、家族として介護を引き受けること。その両方の視点が、本書を単なる介護の記録に終わらせない大きな特徴です。

本を絶版で終わらせない。いま必要とする読者へ、もう一度
医療や介護の選択肢が広がった現在も、家族が抱える迷いや不安はなくなっていません。本書には、母を自宅で看取る決断ができなかった著者の後悔も記されています。介護と看取りについて、本人や家族が早い段階から話し合うことの大切さを考えさせられる一冊です。
本書を届けるLong Tail Booksは、「人生をかけて書いた本を、絶版で終わらせない」を掲げ、過去に刊行された本や、まだ世に出ていない原稿に新たな形を与え、もう一度読者へつなぐ取り組みを行っています。
時代が変わっても、誰かの経験から学べることがあります。かつて刊行された本を、いま必要としている人へ。Long Tail Booksは、本に込められた知恵や思いを未来へつなぐことを目指しています。
本書では、読みやすさにも配慮し、大きな文字とUD(ユニバーサル・デザイン)フォントを採用しました。介護に直面している方はもちろん、これから家族の介護を考える方にも手に取っていただきたい一冊です。
■書籍概要
書名: 医者が認知症の母を介護するとき
著者: 米山公啓
刊行日: 2026年10月28日
寸法:A5サイズ(14.8cm × 21.0cm)
価格: 1,870円(税込)
ページ数:250ページ
仕様: ペーパーバック
ISBN: 978-4-911898-01-7
発行: 株式会社ロングテール
書籍紹介ページ: https://longtail-books.com/yoneyama-kaigo/

ロングテールブックスとは?
LongTail Books(ロングテールブックス)は、絶版本や眠っている原稿、講演録・セミナー資料など、著者が生み出した知的資産を再編集・再出版し、未来の読者へつなぐサービスです。Kindle化やAmazon POD、リメイク出版などを通じて、出版された本を「絶版」で終わらせず、現代の読者に届く形へ再設計。著者と読者が再び出会う機会を創出しています。

「ロングテールブックス」に関するお問い合わせ
株式会社ロングテール
担当:安藤 千穂
E-mail:info@longtail-books.com