9月の熱中症搬送が過去最多に!「夏が終わった」と油断する秋口が実は危ない

2026-09-28 09:00
ノマズライフ株式会社
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9月なのに搬送数は高水準

夏の暑さが落ち着き始めると、多くの人が熱中症への警戒を緩めます。ですが総務省消防庁のデータを見ると、9月の熱中症による救急搬送は決して少なくありません。2024年9月は搬送人員が11,503人となり、統計を取り始めた2008年以降で初めて1万人を超え、9月としては過去最多を記録しました。2025年9月も9,766人と、歴代2位の高い水準が続いています。東京消防庁管内でも2025年9月の搬送人員は過去最多の844人となり、8月のピークを過ぎた後も高い搬送数が続いていることが分かります。

データが示す「9月の危険度」

猛暑対策というと7月、8月に意識が向きがちですが、9月に搬送される人の年齢構成を見ると、65歳以上の高齢者が全体の半数以上を占めています。発生場所別では「住居」が最も多く、次いで「道路」「屋外の公共の場」と続きます。屋外での活動中だけでなく、自宅で過ごしている最中に熱中症になるケースが最も多いという点は、意外と知られていません。
9月は気温そのものは真夏より下がるものの、日によって寒暖差が大きく、体温調節機能が乱れやすい時期です。さらに、暑さのピークが過ぎたという感覚から水分補給やエアコンの使用を控えてしまう人が増えます。この「体感」と「実際の気温・湿度」のずれが、9月の熱中症搬送が高止まりする一因と考えられています。

なぜ「夏が終わった」油断が起きるのか

人の体は、暑さに慣れる「暑熱順化」によって夏を乗り切っています。ところが9月に入って気温が下がる日が増えると、体はまだ順化した状態のままなのに、周囲は「もう涼しい」という空気になります。結果として、エアコンを早めに切ったり、水分補給の頻度を減らしたりする人が増えます。実際には日中の気温が30℃を超える日もまだ多く、湿度が高い日には体感以上に熱がこもりやすくなります。
特に高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくく、室内にいても熱中症になることがあります。子どもやペットも、自分で体調の変化を訴えにくいという点で同じようにリスクがあります。9月だからと油断せず、8月と同じ感覚で水分補給や室温管理を続けることが、搬送数を減らす一番の近道です。

今からできる猛暑対策

9月の熱中症対策で意識したいのは、特別なことではなく「続けること」です。のどが渇く前の水分補給、室温・湿度のこまめなチェック、そして無理に我慢しない冷房の使用です。気温だけでなく湿度も高い日は、体感以上に熱中症リスクが上がることを覚えておくと安心です。
室温管理の方法のひとつとして、こうした対策もあります。私たちが扱っているPCM(潜熱蓄熱材)を使ったアイテムは、周囲の温度を28℃前後に保つよう設計されており、人用だけでなく犬用のグッズもあります。暑さ寒さに関わらず一定の温度を保ちやすいという性質を、日々の熱中症対策のひとつとして取り入れていただくのも一つの方法です。