新商品「近大キャビア スターレット」を発売 業務用の販売と近畿大学直営の養殖魚専門料理店での提供を開始

「ワンスプーンで食す 近大キャビア スターレットの親子寿司」
「ワンスプーンで食す 近大キャビア スターレットの親子寿司」

近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)と、近畿大学発ベンチャー企業の株式会社アーマリン近大(和歌山県白浜町)は、令和7年(2025年)12月25日(木)から、近畿大学水産研究所が研究・養殖したコチョウザメ(スターレット)のキャビアである「近大キャビア スターレット」を初めて販売します。まずは、飲食店・ホテル向けに業務用として販売するほか、養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」(大阪店・銀座店)でも、このキャビアを使用した特別メニュー「ワンスプーンで食す 近大キャビア スターレットの親子寿司」を提供します。

【本件のポイント】
●近畿大学で人工ふ化から採卵まで一貫して育てたコチョウザメのキャビアである「近大キャビア スターレット」の業務用販売を開始
●「近大キャビア スターレット」が和歌山県の新たな特産品となることをめざし、観光客へのアピールや地域の食文化向上に貢献
●養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」(大阪店・銀座店)で、「近大キャビア スターレット」を使用した特別メニューを提供

【本件の内容】
近畿大学水産研究所新宮実験場(和歌山県新宮市)では、チョウザメの研究開発を通じて、養殖技術の効率化と持続可能性の発展に貢献しており、その一環として、キャビアの生産も行っています。
今回販売を開始する「近大キャビア スターレット」の親魚であるコチョウザメ(スターレット)は、近畿大学で人工ふ化から採卵まで一貫して育てた個体で、一般的なチョウザメがキャビアを採れるまで成熟するのに7年から10年以上を要するのに対し、3年から4年という短期間で成熟します。この成熟サイクルの速さにより、効率よくデータを蓄積し研究に生かすことが可能となり、技術を確立するため極めて重要となっています。
スターレットはキャビアの中でも、かつてロシア皇帝や欧州の貴族が好んで食したと言われる歴史ある高級品種で、古くから珍重されています。従来の「近大キャビア」はオオチョウザメとコチョウザメのハイブリッド「ベステル」のキャビアで、その卵径は約3mm程度ありますが、「近大キャビア スターレット」は約2mmと小粒です。これは早期成熟する品種特有のサイズであり、未熟さを示すものではありません。小さいから価値が低いのではなく、小粒の中に旨味が凝縮された、美食家好みのキャビアとして知られています。粒立ちの良さがあり、口の中で粒が優しく弾け、瞬時に濃厚な旨味が広がるという独特の魅力があります。繊細なサイズ感であるため、料理のアクセントや、素材の味を邪魔しない調味料的な使い方と相性が良く、幅広いメニューでの活用が期待できます。
本キャビアを、梅やミカン、クエなどに続く和歌山県の新たな特産品とすることをめざし、県内のホテル、レストラン、旅館で「和歌山に来なければ味わえない、大学発のストーリーのある食材」として提供していただくことで、県産食材としての認知拡大を図り、観光客へのアピールや地域の食文化向上に貢献します。
また、近畿大学直営の養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」(大阪店・銀座店)で、本キャビアを使用した特別メニュー「ワンスプーンで食す 近大キャビア スターレットの親子寿司」を提供し、同店舗を利用するお客様に新商品をお楽しみいただきます。

【製品概要】
製品名 :近大キャビア スターレット(業務用)
内容量 :10g
原材料名:チョウザメ魚卵(和歌山県産・養殖)、岩塩
販売開始:令和7年(2025年)12月25日(木)
販売価格:商談ベースでの提供
製造所 :近畿大学水産研究所 新宮実験場
     (和歌山県新宮市高田1330)
販売者 :株式会社アーマリン近大
お問合せ:株式会社アーマリン近大 商品営業部 田淵康哲 TEL(06)4307-3106

【直営店での提供】
メニュー名:ワンスプーンで食す 近大キャビア スターレットの親子寿司
提供開始 :令和7年(2025年)12月25日(木)
提供場所 :近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 大阪店
      (大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪北館6階)
      近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 銀座店
      (東京都中央区銀座6-2 東京高速道路山下ビル2階)
価格   :1皿 2,000円(税込)
お問合せ :株式会社アーマリン近大 外食営業部 佳和輝 TEL(06)4307-3106

【近畿大学水産研究所におけるチョウザメ研究の取り組み】
近畿大学水産研究所は、養殖技術のパイオニアとして、チョウザメの生態解明と生産効率化に向けた最先端の研究を行っています。将来的なキャビアの安定供給と資源保護を見据え、並行して以下のような研究開発に挑戦し続けています。
1.早期雌雄判別技術の開発
将来的な生産効率化をめざし、体表の粘液からDNAを採取して、生後数カ月という早期段階で雌雄を判別するPCR検査法の確立に向けた研究を行っています。
2.性制御技術によるキャビア生産の安定化
シベリアチョウザメにおいて、遺伝的なオスをメスに性転換させる技術(超メス化)を確立し、このメス化した個体からの採卵とふ化に日本で初めて成功しました。これにより、理論上オス個体からもキャビアの安定生産が可能となり、水産養殖技術の発展に大きく貢献する成果を得ています。

【関連リンク】
水産研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aqua-research/
近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所
https://www.kindaifish.com/


AIが記事を作成しています