大阪を舞台にした氷河期世代の人生逆襲小説。高殿円著『せどりの女王』6月23日発売

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津 要)は、『せどりの女王』(高殿 円著/2,310円税込)を2026年6月23日に発売しました。著者は、百貨店の外商部員の世界を描いた「上流階級」シリーズ(小学館)や、特別国税徴収官の活躍を描く「トッカン」シリーズ(早川書房)で知られる高殿 円氏です。本作では大阪を舞台に、ブランド品買取販売会社の女性社長をめぐる騒動を描きます。主人公は、高殿氏と同じ神戸出身。高校3年生の冬に阪神・淡路大震災を経験し、その後は就職氷河期に直面するなど、不運な時代を生きてきた世代です。そんな主人公が逆境に立ち向かい、自らの人生を切り開いていく姿は、同世代が抱えるやるせなさを晴らし、読後に爽快感をもたらすと書店員からも評価を得ています。仕事の現場をリアルに描いたエンターテインメントであると同時に、厳しい時代を生きる人々を励まし元気を与える一冊です。

■氷河期世代にどうしても届けたい

著者は、「報われない思い」を抱えてきた氷河期世代に届けたいという熱意から、本作を執筆しました。物語では、短大卒で入社した会社がすぐに倒産してしまった主人公・遠火(とおか)が、逆境の中から這い上がっていく姿を描きます。また、中卒で将来に希望を持てずにいた左千夫(さちお)が遠火との出会いをきっかけに、自らの人生を取り戻していく過程も大きな見どころ。単なるお仕事小説にとどまらず、人生の壁に直面している人々へ向けた力強いエールが込められた作品です。

■書店員から絶賛の声、続々

●「とてもスカッとする読了感の作品でした。ブランゴールが本当に存在するなら、今すぐ転職を考えるレベル(笑)」
未来屋書店岡山店 水田奏絵さん
●「搾取され続けた側の呪いのことばにひりひりするけれど遠火の怒りが突き抜けてすがすがしい」
書泉ブックタワー 山田麻紀子さん
●「なんて胸熱!ラストは涙が止まらなかった」
未来屋書店名取店 髙橋あづささん

■『せどりの女王』について

【あらすじ】

使い古したブランドのバッグや財布を新品に近い状態にして再販売する「せどり」。そのブランド品の中古販売会社の社長を務める遠火はインスタライブで突如、「わたし、ずっと殺したい奴がいる」と発言し、自分の人生を壊してきたかもしれない相手への復讐を誓う。情報提供者に1億円を配ることで、加熱するSNS。そんな中、遠火は行方をくらまし、社内は大パニック。
果たして彼女の本当の狙いとは?

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【著者紹介】

高殿 円(たかどの・まどか)

兵庫県生まれ。2000年に角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。13年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。23年『グランドシャトー』で第11回大阪ほんま本大賞、24年『忘らるる物語』で第23回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞。その他の作品に「トッカン」シリーズ、「シャーリー・ホームズ」シリーズ、「上流階級」シリーズなどがある。

著者近影(撮影/迫田真実)
著者近影(撮影/迫田真実)

【書誌情報】

書名:せどりの女王
著者:高殿 円
定価:2,310円( 税込) 
判型・製本・頁数:四六判・並製・368ページ 
ISBN:978-4-569-86117-3
発行:PHP研究所
発売日:2026年6月23日


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