アスクル創業者が経営哲学を惜しみなく語る初の著書。岩田彰一郎著『起業家になる前に知っておいてほしいこと』3/6発売
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2026年3月6日に『起業家になる前に知っておいてほしいこと――経営の難問を乗り越えるたった一つの考え方』(岩田彰一郎著/税込2,310円)を発売します。著者の岩田彰一郎氏は、文具メーカーの社内ベンチャーから巨大企業「アスクル」を創り上げた経営者です。2019年に退任し、現在はベンチャー企業の支援や大企業のイノベーションの推進を行っています。本書は岩田氏が、自身の経営哲学を惜しみなく語った初の著書。アスクル株式会社を創業した経緯や経営の中で直面した課題、理想と現実との間で葛藤したことなど、多くのベンチャー経営者やビジネスリーダーが直面する難問に自らの体験談を交えて語った貴重な一冊です。
社内ベンチャーから大企業を創り上げた唯一無二の経営哲学
本書は、1993年に事務用品メーカーであるプラス株式会社の社内ベンチャーとしてアスクルを立ち上げ、社長退任後の2025年5月期には売上高4,811億円と成長し続けるビジネスモデルを作り上げた岩田氏の唯一無二の経営哲学を公開したものです。新規事業の立ち上げ、組織の壁、そして訪れる決断の瞬間など、次世代のビジネスリーダーたちが直面する難問を突破するための考え方をケーススタディと共に紹介しています。社会課題と利益、初志貫徹と変化、何に投資すべきか、上場と非上場など、どちらを選択すべきか、経営者として非常に迷う瞬間に、岩田氏は、『はじめに意志ありき』や『お客様のために進化する』『社会最適を考える』『すべての相手はイコールパートナー』などの考え方に立ち返ってきたと、語っています。
過去の自分と同じように葛藤する経営者の役に立ちたい
岩田氏はこれまでは、数多くの出版オファーには消極的でした。しかし、ベンチャー企業をエンジェル投資家として支援する中で、過去の自分のように理想と現実のギャップに直面し、葛藤している経営者が多いことを目の当たりにします。そんな時に、少しでも力になりたい、ヒントにしてほしいという思いで話してきたのが、自分自身のこれまでの決断や経験です。「一人の経営者の意志と葛藤を飾ることなくお伝えすることで、重要な決断をする時の参考になるのではないか。これを本にすれば、多くの経営者の役に立てるのではないか。葛藤し、答えを出すことの大切さを考えるきっかけにしていただきたい」。この思いが、初めて著書を出版する理由だと本書で明かしています。
『起業家になる前に知っておいてほしいこと』について
目次より
Q.稼ぐことと社会課題の解決、どちらを優先させるべきでしょうか?
Q.競合他社に勝つために、どのような分析をしますか?
Q.お客様のためには、たとえ業界が反発しても戦うべきですか?
Q.事業領域を広げるのと、深めるのと、どっちが先ですか?
Q.何をKPIに設定すればいいのでしょうか?
Q.挑戦しているんですから、赤字は当然ですよね?
Q.売上があがっても、利益が残りません…
Q.自分が起業したのだから意思決定は自分がすべきですよね?
Q.トラブルには社長が率先して対応するべきでしょうか?
Q.事業を大きく成長させるにはVC(ベンチャーキャピタル)から資金調達すべきですか?
Q.会社を成長させるためには何に投資すべきですか?
Q.どうすれば自律型の組織がつくれますか?
Q.会社が大きく成長する採用戦略は?
著者紹介
岩田彰一郎(いわた・しょういちろう)
1950年、大阪府生まれ。1973年、慶應義塾大学卒業後、ライオン油脂㈱(現・ライオン㈱)入社。「free & free」などのヒット商品を手がける。1986年、プラス㈱入社。1992年、同社営業本部アスクル事業推進室室長。翌年、アスクル事業を開始。1997年、アスクル事業がプラスから分社し、アスクル㈱代表取締役社長に就任。2000年、同社代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)。2012年、LOHACOをサービス開始。2019年8月、退任。2019年9月、㈱フォース・マーケティングアンドマネージメントを設立し、代表取締役CEOに就任。大手企業のイノベーションの推進およびベンチャー企業のハンズオンによる育成を行う。2006年、㈱資生堂社外取締役。2008年、(公社)経済同友会副代表幹事。2026年3月現在、セーフィー㈱社外取締役、エステー㈱社外取締役、Arithmer㈱社外取締役、㈱Hacobu社外取締役、ロート製薬㈱社外取締役、(一社)日本ファッション協会理事、(一社)日本の未来構築研究機構理事。