【プレスリリース】HKSカーボンニュートラル燃料にてタイムアタックを実施
Attack筑波2026に「HKS Racing Performer GR86」で参戦、自己記録55.001秒の更新を狙う
報道関係者各位
プレスリリース
2026年2月6日
株式会社エッチ・ケー・エス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
HKS、カーボンニュートラル実現に向け、開発中燃料「HKS CNR FUEL」で筑波タイムアタックを開始
― Attack筑波2026に「HKS Racing Performer GR86」で参戦、自己記録55.001秒の更新を狙う ―
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社エッチ・ケー・エス(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長:水口 大輔、以下HKS)は、カーボンニュートラル実現に向けた燃料開発の取り組みとして、開発中の低炭素燃料「HKS CNR FUEL」を用いた筑波サーキットでのタイムアタック検証を開始しました。
HKSは、2026年2月14日(土)に筑波サーキット(茨城県下妻市)で開催される Attack筑波 に、トヨタGR86をベースとしたチューニング車両「HKS Racing Performer GR86」で参加し、実走行のデータ取得を進めます。
本取り組みでは、「HKS CNR FUEL」を使用し、HKSが保有する筑波サーキットでのGR86チューニングカーレコードタイムである55.001秒の更新を狙います。加えて、燃料の実走適合性を検証し、市販化に向けた仕様の煮詰めを進めていきます。
HKS Racing Performer GR86
■カーボンニュートラル燃料「HKS CNR FUEL」
開発の狙い
「HKS CNR FUEL」は、環境負荷の低減を意識しながら、パフォーマンスと効率を徹底的に追求した次世代レース用燃料として開発を進めております。再生可能エネルギー由来原料の活用を前提とし、カーボンニュートラル社会の実現に寄与することを目指しています。
また、環境対応に加え、サーキットでのスポーツ走行やタイムトライアル競技における出力性能向上を主眼に、実走データに基づく開発を進めています。カスタマイズの世界においてもカーボンニュートラル化への取り組みを推進し、運転を楽しむクルマにも持続可能なカスタマイズ提案を行っていきます。
第1弾として開発中の燃料「Bio E85 Plus」
「HKS CNR FUEL」シリーズの第1弾として開発を進めている「Bio E85 Plus」は、バイオ由来エタノールを主体としたE85燃料をベースに、耐ノック性を高める専用添加剤を配合した燃料です。
ノッキング限界性能を評価する試験では、市販ハイオク燃料に対して約6度、HKSの既存競技用燃料「DRAG GAS」に対して約2度の点火進角効果を確認しており、ハイパフォーマンスエンジンに求められるノック耐性の向上を確認しています。
Bio E85 Plus
「Bio E85 Plus」の特長
エタノール系燃料は高オクタン価であることに加え、吸気冷却効果が高い特性を持ちます。燃料特性に合わせた噴射量の最適化を行うことで、NA(自然吸気)車両ではスムーズな出力向上とレスポンス改善が期待できます。さらに、ターボチャージャーやスーパーチャージャーなど過給器付き車両では、高オクタン価および気化潜熱(燃料が気化する際に奪う熱)によるノッキング抑制効果が大きく、燃料設計による出力変化が顕著に表れます。HKSはこの特性に着目し、バイオエタノール燃料をベースに添加成分を最適化することで、出力向上代の大きい燃料開発を進めています。
台上試験結果とタイム目標
既販の競技用燃料を使用した条件でのベストタイムは55秒001です。バイオ燃料を使用した事前の台上試験では、最高出力が573psから633psへ、最大トルクが683Nmから753Nmへ向上する結果を確認しています。燃料の変更のみで、当面は54秒台半ばを目標にタイムアタックを開始しました。
※上記数値は開発段階の社内試験結果であり、走行条件や車両仕様により変動します。
今後の展開
HKSはこれまでにも、ガソリンベースの競技用燃料「DRAG GAS」を開発・販売し、サーキット走行、タイムアタック、ドラッグレース(0–400m)などで幅広く使用されてきました。こうした競技燃料開発で培った知見を生かし、まずはバイオ燃料を主体とした競技・スポーツ走行用燃料の実用化を目指します。
将来的には合成燃料を含めたカーボンニュートラル化も視野に入れ、カスタマイズの世界においても「走る楽しさ」と「持続可能性」を両立する新たな提案を行っていきます。
■HKS Racing Performer GR86
車両開発の目的
2021年10月のGR86発売直後より、新規商品の開発・評価を目的とした、いわば“走る実験台”としてのマシンメイクを開始しました。筑波サーキット・コース2000を舞台に、タイムアタックという厳しい条件下でのテスト走行を実施しています。
初回タイムアタックで好結果
同年12月に実施した初のタイムアタックでは、当時商品化を前提に開発中であったマフラー「Hi-Power SPEC-L II」、車高調整式サスペンションキット「HIPERMAX」に加え、軽量化および社外製のタイヤ、ホイール、ブレーキ、シートを装着したのみのベーシックな仕様で走行し、1分1秒855という好タイムを記録しました。現在においても、筑波サーキットを走行するGR86ユーザーのベンチマーク的タイムとなっています。
ベストラップ更新で筑波レコードタイムを記録
その後も仕様をアップデートしながら走行を重ね、2026年1月現在のベストラップは55秒001。このタイムは、GR86をベースとしたチューニングカーにおける筑波サーキットコース2000のレコードタイムとなっています。
市販製品へのフィードバック
HKS Racing Performer GR86によって得られたデータやノウハウは、マフラー、サスペンション、ターボキット、クーリングパーツ、ECU、エアロパーツなど、多岐にわたる市販商品へとフィードバックされています。
HKS Racing Performer GR86
■HKSの取り組み
HKSは1973年の創業以来、自動車用アフターマーケットを中心にエンジンパーツ、ターボ、マフラー、サスペンション、エアクリーナー、電子制御部品などハイパフォーマンスパーツを世界中の車好きに喜んでいただける商品を提供し、「チューニング」の文化を築き上げたリーディングカンパニーです。
近年は、高効率エンジンの研究開発など、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた取り組みも推進しております。当企画を通じてチューニングという走る喜びを提供し、カーボンニュートラル社会の実現に向けても貢献してまいります。
■会社概要
会社名:株式会社エッチ・ケー・エス(英文名:HKS Co., Ltd.)
代表者:代表取締役社長 水口大輔
住所:静岡県富士宮市上井出2266
設立: 1973年10月
WEB:
【本件に関するお問い合わせ先】
名 称: 株式会社エッチ・ケー・エス
住 所: 静岡県富士宮市北山7181
TEL: 0544-29-1111