【敏感肌】「チクチク・ヒリヒリ」を鎮める─肌の神経に効くアプローチ3選を医学博士が解説

**敏感肌に悩むあなたへ。**

その原因は、うるおい不足やバリア低下だけでなく、肌内部で「神経線維が暴走していること」にあるかもしれません。この記事では、神経線維の「異常伸長」を抑える具体的な3つの科学的アプローチと、役立つ成分を医学博士が詳しく解説します。

解説:医学博士 高岡(セラミド化粧品 シェルシュール開発者)

なぜ「神経」が肌荒れを引き起こすのか?

私たちの肌の内部には、多くの神経線維があり、普段は表皮の手前で止まっています。

しかし紫外線・乾燥・ストレスなどが続くと、肌がパニック状態になり、**NGF(神経成長因子=神経を伸ばす指令物質)** が過剰に分泌され、神経線維が表皮の近くまで異常に伸びてしまいます。

感度の高い神経が表面近くまで伸びると、普段は無視できる刺激にも過剰反応して「かゆい」「痛い」と脳に信号を送り続け、これが敏感肌の不快感の一因と考えられています。

この「暴走する神経」を鎮める方法は、具体的には次の3つのアプローチです。

敏感肌を鎮める3つの神経アプローチ

① 神経の《アクセル》を緩める — NGFの産生を抑える

神経を異常に伸ばす直接の原因物質は **NGF(神経成長因子)** で、神経を伸ばす「アクセル」のような役割を果たします。

敏感肌ではこのアクセルが常に踏まれ、神経が暴走している状態です。

そこで、重要なのはNGFの産生自体を抑え、アクセルを緩めるアプローチで、これにより神経線維の過剰な伸長を防ぎ、肌の過敏を根本から抑えられます。

【代表的な成分】

**・グリチルリチン酸2K**:甘草の根由来で抗炎症作用があり、近年NGFの産生抑制も報告されています。肌荒れ予防と神経ケアを同時に期待できます。

**・ラベンダー花エキス**: リラックス効果に加え、肌でもNGF産生を抑える働きが確認されており、香りの癒しだけでなく科学的にも肌を穏やかに導きます。

※神経への効果を期待して、ラベンダー油(精油)を直接肌に塗ることはおすすめできません。

②神経の《ブレーキ》を強化する — セマフォリン3Aを増やす

アクセルがあればブレーキも必要です。肌でブレーキ役をするのがセマフォリン3A(神経の伸長を抑える指令を出す分子の一つ)です。

セマフォリン3Aは神経線維に「これ以上表皮へ伸びるな」と命じ、食い止める働きを持っています。
健やかな肌ではこのブレーキが働き、神経は正しい位置に留まります。

【代表的な成分】

**・ラベンダー花エキス、グリチルリチン酸2K**:これらはNGFを抑える(アクセルを緩める)だけでなく、セマフォリン3Aを増やす(ブレーキをかける)働きもあり、神経に多角的にアプローチできる成分。

アプローチ3:神経を剪定し《城壁》ータイトジャンクションの強化

ブレーキが効かず神経が伸びても、伸びすぎた神経線維を剪定する仕組みがあります。それが肌バリアの最前線、**タイトジャンクション**です。

タイトジャンクションは、最も外側にある角層の下で細胞同士を隙間なく結びつける「接着剤」のような構造で、外部刺激を防ぐ「城壁」の役割を果たしています。

これを強化することで、刺激の侵入を水際で遮断すると同時に、過剰な神経伸長を剪定し、神経の暴走を効果的に抑えることができます。
※出典:皮膚バリアと感覚神経の関係を可視化 | 理化学研究所

【代表的な成分】

**カルシウム**:カルシウムイオンはタイトジャンクションを構成するタンパク質を活性化し、細胞同士の結合を強化するのに必要なミネラルです。

スキンケアでカルシウムを補うことでバリアの「城壁」を再建し、刺激に強い肌の土台を作れます。さらに細胞の正常な成長を促し、セラミドやNMFなどバリア成分の産生もサポートします。

※化粧品表示名:ホスホリルオリゴ糖Ca。

まとめ:これからの敏感肌ケア選び

従来の保湿中心の「守り」に加え、今後は肌内部の神経に働きかける「鎮静」と「立て直し」がより重要です。

スキンケアを選ぶ際は、次の3点を確認してください。

**・アクセルを緩める**:NGFを抑える成分(例:グリチルリチン酸2K)が含まれているか。
**・ブレーキをかける**:セマフォリン3Aを増やす成分(例:ラベンダー花エキス)が含まれているか。
**・剪定/城壁を固める**:タイトジャンクションを強化する成分(例:カルシウム)が含まれているか。

成分表示や公式サイトで商品をチェックし、繰り返す肌トラブルのループを断ち、穏やかで強い肌を目指してください。

他の噂についても解説しているので知りたい方は「詳しい記事を読む」でご確認ください。

創業者/開発者 髙岡 幸二

大阪府出身。神戸大学卒。医学博士。
元神戸大学バイオシグナル研究員。
元奈良女子大学非常勤講師・バイオテクノロジーの研究員。
化粧品・健康食品の開発。
2024年10月に、サンエス石膏株式会社のグループに参画。

会社名   :有限会社DSR
代表者  :宮竹 二郎
本社所在地 :大阪府吹田市江坂町1-23-101大同生命江坂ビル13階
設立   :2002年12月4日
事業内容 :化粧品の開発、製造、販売
資本金  :300万円
URL   :https://dsr-skincare.jp/

■DSRが運営しているショップやサイト

敏感肌ナビ
敏感肌,脂漏性皮膚炎,酒さ,ニキビのスキンケア情報を発信
https://dsr-skincare.jp/blog/

DSRオンラインショップ
敏感肌のためのセラミド化粧品「シェルシュール」、敏感肌がときめくセラミド化粧品「ノーブルヒル」の2つの自社ブランドを販売
https://www.dsr-co.jp/DSRオンラインショップ
敏感肌のためのセラミド化粧品「シェルシュール」、敏感肌がときめくセラミド化粧品「ノーブルヒル」の2つの自社ブランドを販売
https://www.dsr-co.jp/

【DSR公式Amazonストア】
シェルシュールやノーブルヒルの一部商品を取り扱い
https://www.amazon.co.jp/stores/page/B3C6F6FF-A393-4A53-811D-8FB66F5A0AAA


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