緊迫する中東情勢もトランプを支える思想も読み解ける。 『「世界を動かす宗教」講義』3/17発売

池内恵と各分野の専門家が論じる「国際政治と信仰・教義・組織」

株式会社PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『「世界を動かす宗教」講義』(池内 恵編著/税込1,210円)を2026年3月17日に発売します。イスラエルとアメリカによるハメネイ師殺害によって中東情勢が緊迫する中、イランとイスラエルの対立がクローズアップされるように、国際政治における宗教の影響は世界各地で顕在化しています。本書はイスラエルの行動原理とされる「大イスラエル主義」や、米国トランプ氏を支える福音派、MAGAカトリックの思想的背景を、各宗教の専門家が解説。宗教学、思想史から政治、経済学、ジャーナリズムまで、その分野の第一人者16人の論考を収録しています。ベストセラー『イスラーム国の衝撃』(文春新書)を著した池内恵教授が、「宗教と国際政治」について5つの視点で網羅的にまとめた決定版です。

世界情勢を見通すうえではずせない宗教的視点

世界情勢を読み解くうえで、いまや宗教への理解は欠かせません。日本のように政府を中心とした国家制度が整った国がある一方、いわゆる「破綻国家」では統治が及ばず、治安維持や最低限の福祉を宗教勢力が担う例も少なくないからです。こうした状況は中東で顕著に見られ、宗教的背景は現在の緊迫する中東情勢とも深く関わっています。本書は宗教という視点から国際政治の構造を捉え直し、変化の激しい世界の動きを理解するため、その背景と本質をビジネスパーソンにもわかりやすく解説します。

いま求められる「宗教リテラシー」を各宗教の専門家から学べる

本書の最大の特長は、世界の宗教を体系的に理解できる点にあります。全章を「なぜ」と問いかける講義形式で構成し、米国政治を動かすキリスト教福音派やMAGAカトリック、中東情勢の鍵を握るイスラーム原理主義、ロシア正教、ヒンドゥーナショナリズム、中国の宗教までを網羅。各分野の専門家が集結しました。日々のニュースの背後にある意思決定の論理を、宗教という軸から読み解くことで、いま求められる「宗教リテラシー」を身につけられる一冊です。


1限目 なぜいま「宗教」を知る必要があるのか
2限目 なぜ米国人はトランプを支持するのか
3限目 なぜイスラエルとイスラーム諸国は対立するのか
4限目 なぜ欧州のキリスト教が揺らいでいるのか
5限目 なぜアジアの宗教はわかりにくいのか


【本書に登場する専門家】会田弘継、池内恵、石濱裕美子、入山章栄、岡本亮輔、加藤喜之、川口幸大、佐伯啓思、高橋沙奈美、伊達聖伸、立山良司、辻上奈美江、中溝和弥、松本佐保、藤本龍児、保坂修司、森本あんり(五十音順)

編著者プロフィール

池内 恵(いけうち・さとし)
東京大学先端科学技術研究センター教授。1973年、東京都生まれ。東京大学文学部イスラム学科卒業。同大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。国際日本文化研究センター准教授などを経て、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書、毎日出版文化賞特別賞)、『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』『シーア派とスンニ派』(いずれも新潮選書)など。

書誌情報

タイトル:「世界を動かす宗教」講義
編著者:池内 恵
判型・製本:新書判並製
ページ数:280ページ
定価:1,210円(税込)
発売日:2026年3月17日
ISBN:978-4-569- 86078-7
レーベル:PHP新書
発売元:PHP研究所


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