公開シンポジウム リベラリズムとポストリベラリズムの対話 -パトリック・デニーン氏を迎えて

冷戦終焉後、個人の権利、自由市場経済、開放的な国境等を掲げるリベラリズムは、普遍的な政治秩序として広く受容されてきた。しかし近年、経済格差の拡大、地域共同体の衰退、宗教や家族の弱体化、文化的分断や政治不信を背景に、その前提を問い直す動きが、欧米を震源地として世界各地で強まっている。

こうした動向の中で注目を集めてきたのが、政治思想家パトリック・J・デニーン氏である。デニーン氏は、『リベラリズムはなぜ失敗したのか』において、「リベラリズムは未完の理想にとどまったがゆえにではなく、むしろ、その理念を実現したがゆえに失敗した」と論じ、個人の自由を最優先するリベラリズムが、共同体や公共精神を衰退させたとの問題を指摘した。近年は、宗教・家族・地域共同体を重視するポストリベラルな政治秩序の可能性を提起している。

今日の世界に目を向ければ、グローバリズムへの反発や国家主権の再評価を背景に、欧米では、自由主義秩序をめぐる対立が一層鮮明になっている。他方、過日のハンガリーの政変に示されるように、ポストリベラル的潮流もまた、新たな局面を迎えている。これらの世界的な動向と、日本の未来は決して無縁ではない。

本シンポジウムは、デニーン氏との対話を通じ、自由と共同体、個人と公共善をめぐる問いなどを多角的に掘り下げる。そして、自由主義秩序の未来、ポストリベラル時代における政治共同体のあり方を展望したい。

【概要】

◆日時:2026年6月5日(金)13:00~14:30 ※12:00受付開始

◆会場 :同志社大学 今出川校地 寒梅館ハーディーホール

◆プログラム

・基調講演
  パトリック・デニーン(ノートルダム大学教授)

・パネルディスカッション
  パトリック・デニーン
  吉田 徹(同志社大学 政策学部 教授)
  三牧 聖子(同志社大学 グローバルスタディーズ研究科 教授)

・フロアとの質疑応答

◆使用言語:日英同時通訳

◆主催:同志社大学

◆共催:国際交流基金

◆その他:参加費無料、申込不要

【本件に関するお問い合わせ】

同志社大学 国際課
電 話:075-251-3260  e-mail:ji-kksai@mail.doshisha.ac.jp
※合理的配慮が必要な方は、上記までご連絡ください。
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――取材に関するお問い合わせ――
同志社大学 学長室総合企画部 広報課
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