【記事公開】「ホームネット」二級建築士・宅建士 資格取得者インタビュー〈「二級建築士・宅建士を両立!若き努力家の学びと成長の秘訣〉|property technologies

今回は、二級建築士と宅地建物取引士(宅建士)の資格を持っている須山さんにお話を伺いました。

資格取得のきっかけとモチベーション

二級建築士と宅建士、それぞれを取得しようと思ったきっかけは何でしたか?

須山:
宅建士の資格は、会社が取得を推奨しており、教材や学習環境が整っていたことがきっかけです。二級建築士については、建築学科を卒業していて受験資格があったため、挑戦することにしました。
また、どちらの資格も取得すれば会社から資格手当が支給されるため、自身のスキルアップが仕事に直接繋がり、待遇面でもプラスになる点に魅力を感じました。

業務と並行して勉強する上で、どのようにモチベーションを維持されましたか?

須山:
私は短期集中型なので、本格的に勉強したのは二級建築士・宅建士のどちらも試験前の1ヶ月間でした。ただ、それまでは何もしなかったわけではなく、気が向いたときに問題を解くなどして、追い込み期間に向けた助走をつけていました。今振り返ると、この助走期間の終わりには、二級建築士で3,4割、宅建士で5割ほどの内容は理解できていたと思います。

モチベーションを維持するために特に効果的だったのは、支店の皆に「絶対に合格します!」と宣言して、後に引けない状況を作ったことです。一度でも「合格しなくてもいい」と思ってしまうと、勉強しない方へ流されてしまう性格なので、あえて自分で自分にプレッシャーをかけていましたね(笑)。

また、試験後に友人と会う予定を入れるなど、楽しみを作ることも意識していました。集中すると決めた1ヶ月間はプライベートの予定を一切入れず、勉強目的以外ではスマートフォンの電源も切るなど、情報を遮断して学習に専念しました。ここまでやったのだから大丈夫、という自信が、試験本番で前向きな気持ちに繋がったと思います。

取得後、仕事への向き合い方や考え方に変化はありましたか?

須山:
そうですね、資格を取ったことで自分の知識に少し自信が持てるようになり、「資格を持っているからには、曖昧なままじゃいけないな」と自然と思うようになりました。今まで何となくで済ませていたことでも、根拠をしっかり調べたり、自分が納得できるまで向き合うようになりました。

二級建築士・宅建士 勉強法徹底解剖

それぞれの資格勉強での対策で工夫したところはありますか?

須山:
短期集中で結果を出すために、いくつかの「マイルール」を決めていました。これは二級建築士、宅建士の勉強で共通する部分です。

まず、勉強する場所で内容を分けていました。自宅の机に向かう夜の時間は、問題集の解説を読み込むなど「理解」に集中します。そして、そこで得た知識を、通勤中などの隙間時間にアプリで繰り返し復習し、「暗記」として定着させる。このサイクルを徹底していました。
勉強の休憩中も完全に休むのではなく、YouTubeの解説動画を流しっぱなしにするなど、常に勉強に触れる環境を意図的に作っていましたね。
また、教材を一つに絞るのも私のルールです。市販のテキストは使わず、問題集に解説や気づきをすべて書き込み、「自分だけの教科書」に育てていくことで、知識が分散しないようにしました。

一日の勉強時間や、週末の過ごし方など、具体的なタイムスケジュールを教えていただけますか?

須山:
資格試験の追い込み期間中は、平日と休日で学習内容にメリハリをつけていました。

【平日】
平日の勉強時間をどう確保するかは、日中の仕事の進め方次第です。私は普段から仕事のスケジュール管理を徹底し、無駄のない行動を心がけることで定時退社を基本にしています。この仕事の進め方によって、追い込み期間中も安定して学習時間を確保することができました。
その確保した時間の中で、平日は隙間時間と帰宅後の時間で役割を分けていました。通勤中やお昼休みは「暗記」の時間と決め、スマートフォンの過去問アプリを繰り返し解き、帰宅後の20時から深夜0時〜1時頃までを「理解」の時間とし、問題集にじっくり向き合いました。

【休日】
休日は、朝10時から夜の0時まで、ほぼ一日中勉強していました。基本的には問題集を解き進め、集中力が切れてきたら気分転換に過去問アプリを解いたり、YouTubeの解説動画を観たりして知識を補っていました。

【二級建築士の製図試験対策】
製図試験の対策は、少しスケジュールを変えました。平日の夜は問題の読み取りとエスキス(※)に集中し、通勤などの隙間時間にはYouTubeでプロの添削動画をひたすら観ていました。そして休日に、本番と同じように時間を計って作図する、という練習を繰り返していました。

※エスキスとは
設計製図試験における計画段階のことで、与えられた課題に基づいて建物の配置や間取りなどを検討し、図面に下書きする作業のこと。

勉強が辛くなった時、どのように乗り越えましたか?リフレッシュ方法などがあれば教えてください。

須山:
「リフレッシュは試験が終わってから!」と心に決めていたので、勉強から完全に離れることはありませんでした。
その代わり、勉強のやり方を変えることが私にとっての気分転換でしたね。問題集に向かう集中力が切れてきたり、同じ作業に飽きてきたりしたら、ソファやベッドに移動して、スマートフォンの過去問アプリを解いたり、YouTubeの解説動画を観たりしていました。

合格の決め手になったと感じるポイントは何ですか?

須山:
「暗記」も大事ですが、すべて「暗記」に頼らず、“なぜ?”を突き詰めて、本質的に「理解」することに最も時間をかけました。

答えを覚えるだけだと、問題の聞き方が少し変わるだけで対応できなくなってしまいます。根本から理解していれば、どんな角度から問われても大丈夫だという自信が生まれ、それが合格に繋がったのだと感じています。

仕事への活かし方と今後の展望

二級建築士・宅建士の知識は、日々の施工業務でどのように役立っていますか?

須山:
現場調査の時や、施工業者の方とお話しする際に、経験が浅いなりにもスムーズなコミュニケーションが取れるようになったと感じています。
どうしても現場では、若手の女性というだけで不安に思わせてしまうこともあるかもしれません。ですが、専門知識をベースにお話しすることで、相手の方に余計なストレスをかけることなく、信頼していただけるようになってきたように思います。そのおかげか、業者の方から気軽に相談の声をかけていただいたり、こちらの要望も快く聞いていただけることが増えました。時には「よく勉強しているね」と褒めていただくこともあり、資格取得を目指して良かったな、と思います。

今後のキャリアプランや、挑戦したいことがあれば教えてください。

須山:
資格は取得できましたが、自分ではまだスタートラインに立ったばかりだと感じています。なので、今はとにかく実務経験を積むことに専念したいです。机の上で学んだ知識を、現場で自信を持って使える本当のスキルに変えていきたいですね。

また、当社の事業を考えると、次に一級建築士の資格を取る、というよりも、まずは目の前の業務に直結する知識を深めることが大切だと感じています。
そうしてしっかりと経験を積んだ先で、営業や事務の仲間たちが専門的なことで困った時に、知識面でサポートできるような存在になれたら嬉しいです。

これから資格取得を目指す方へ、アドバイスやメッセージをお願いします。

須山:
当社には、資格取得を後押ししてくれる、とても恵まれた環境があると思います。このチャンスをぜひ活かしてください。
「今年だけは頑張る」「この一年だけ集中する」と期間を決めて、短期集中で挑戦するのがおすすめです。ぜひ挑戦してみてください。

編集後記

今回のインタビューでは、二級建築士と宅建士のダブルライセンスを持つホームネットの須山さんにお話を伺いました。

「短期集中型」とご自身を分析し、それを成功させるための学習サイクルや環境づくりを徹底する姿は、まさに冷静な「戦略家」。一方で、周囲に合格を宣言して自らを鼓舞する「有言実行」の精神や、「リフレッシュは試験後」と決めてやり抜くストイックさには、目標達成への強い意志を感じました。
須山さんの謙虚な向上心と、将来的に仲間を支えたいという温かい視点は、資格取得を目指す方はもちろん、多くの社員にとって大きな刺激と学びのヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
今回のインタビューが、読者の皆さんにとって、目標に向かって一歩踏み出すための勇気やヒントになれば幸いです。


(編集・執筆/property technologies 香川 なつみ)

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本社:東京都渋谷区本町3-12-1 住友不動産西新宿ビル6号館12階
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