10年目を迎えた地域元気指数調査 全国「地域元気指数調査2025」発表!
地域の元気度はコロナ以降回復し堅調に推移 幸福度は社会情勢を映し調査開始以来の最低値に 激動する社会経済情勢からくる不安感を色濃く反映
株式会社アール・ピー・アイ(所在地:千代田区 代表取締役会長:長澤博英)は、住民自身が地域の元気度、幸せ度を評価する全国『地域元気指数調査』を2016年より毎年実施しており、今年で10回目を迎えます。
地域元気指数は、コロナ禍の2020年に5.52まで下落した後、3年連続で上昇し2023年には過去最高値(5.75)を記録、2024年の微減を経て2025年は5.69とほぼ横ばいで推移しており、地域の活力は底堅さを維持しています。一方で、幸せ指数は2年連続減少の5.96となり、調査開始以来の最低値となりました。
アフターコロナの新時代において、物価高や相次ぐ自然災害への警戒感など、激動する社会経済情勢からくる不安感が色濃く反映される結果となっています。
■「地域元気指数」「幸せ指数」とは
全国の男女約10万人を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気か、自分がどのくらい幸せかを1~10点で採点してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。
住民自身による評価を「見える化」し、全国における位置や経年変化を把握することのできるユニークな基礎調査として、学術研究分野や国・地方公共団体の施策立案などで活用されています。
【調査サマリー】
1. 地域元気指数・幸せ指数の推移
○地域元気指数は、コロナ禍の2020年に5.52まで下落した後、3年連続で上昇し2023年には過去最高値(5.75)を記録、2025年は5.69とほぼ横ばいで推移しています。一方で、幸せ指数は2年連続減少の5.96となり、調査開始以来の最低値となりました。
2. 性年代別の地域元気指数・幸せ指数の推移
○20代男性(5.88→6.04)や20-30代女性において地域元気指数が前年より向上しています。若い世代が地域を前向きに評価し、幸せ指数についても同様の傾向が見られます。一方で、30代以上の男性や40代以上の女性では幸せ指数が低下しています。
3. 地域元気指数ランキング ベスト20
〇都道府県別の地域元気指数では、1位 沖縄県(6.26)、2位 東京都(6.21)、3位 神奈川県(5.94)と上位の顔ぶれは揺るぎない結果となりました 。注目すべきは石川県で、昨年の震災による落ち込みから一転、今年は上昇幅トップ(5.59→5.75)となり、力強い回復を見せています。
○石川県では「新しいものを受け入れる風土」や「地域のことを学んでいる」といった項目が向上しており、復興に向けた住民の主体的な姿勢が元気指数の回復に繋がっていると考えられます。
4. 幸せ指数ランキング ベスト20
〇都道府県別の幸せ指数ランキングでは、沖縄県が昨年に引き続き1位を維持。次いで2位に奈良県、3位に東京都がランクインしました 。幸せ指数の増加幅では新潟県が全国第1位となりました。
5. 地域元気の評価50要素
○評価の50要素をみると「自然が豊か」「犯罪や事故が少ない」は低下する傾向にあり、「音楽や文化・芸術活動が盛ん」(+0.9pt)や「外国人旅行者が増加」(+0.8pt)は上昇しています。
○特に外国人旅行者は一時の急増が落ち着きつつあるものの増加傾向にあり、また、文化芸術活動が再び活発化している点も、地域の賑わいを支える新たな兆しとなっています。
6. 図書館満足度 上位市町村
○図書館の満足度が高い市町村は、規模の大小にかかわらず、充実した図書館サービスや各自治体の工夫を凝らした図書館運営が、地域の元気と住民の幸福度を支える重要な行政サービスであることが分かります。