夏のインタープロトは2レースとも大激戦! 第3戦は佐々木大樹が初優勝、第4戦では卜部和久が逆転勝利

2025インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer Rd.3-4レポート

インタープロトシリーズRd.4
インタープロトシリーズRd.4

2025 インタープロトシリーズ POWERED by KeePer Rd.3-4が 8月 16 日(土)・17 日(日)に、富士スピードウェイで開催された。Rd.3は#88 佐々木大樹(Pastel Motorsport)が初優勝、Rd.4は#3 卜部和久(INGING MOTORSPORT)が逆転トップに立ち、今季2勝目を飾った。

5月の開幕大会から約3ヶ月のインターバルを経て開催される今回。2025年は全3大会6戦ということで、シーズンの折り返しを迎える。今回もインタープロト車両は12台のフルエントリーとなったが、参戦を予定していた#32 小高一斗(NETZ NOVEL MIE)が負傷のため、直前に急きょエントリー変更となり、開幕ラウンドに続いて小林利徠斗が参戦。#27 ジュリアーノ・アレジ(表参道メディカルクリニック)は他のレースに参加する兼ね合いで今回も欠場、その代役としてSUPER GTのGT500クラスに参戦中の千代勝正がインタープロトシリーズ初参戦となった。

#32 小林利徠斗(NETZ NOVEL MIE)
#32 小林利徠斗(NETZ NOVEL MIE)
#27 千代勝正(表参道メディカルクリニック)
#27 千代勝正(表参道メディカルクリニック)

16日(土)の予選日はタイムアタックの位置取りをかけた駆け引きが繰り広げられ、最後はほぼ全車が連なってのタイムアタックとなった。その中でトップタイムを記録したのが、今季のレギュラー参戦はインタープロトのみという#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)。今回は、以前にお世話になっていた山口県に住むファンや関係者も応援にかけつけ、そのパワーも味方にしての今季初ポールポジションとなった。

#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)
#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)
#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)
#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)

17日(日)の決勝レースはスタートから各所で激しいバトルが展開されたなか、ポールポジションのクインタレッリはトップを死守。終盤に入って2番手の佐々木が距離を縮め、最終ラップのTGRコーナーで外側から仕掛けたが、クインタレッリも横線して2台が接触。クインタレッリはスローダウンし、代わってトップに立った佐々木がそのままチェッカーフラッグを受け、インタープロトシリーズでの自身初優勝を飾った。2位には卜部、3位には#牧野任祐(人馬一体ドライビングアカデミー)が入った。なお、クインタレッリは7位でチェッカーを受けたが、サスペンション周りにダメージを負ってピットイン。Rd.4は出走が叶わなかった。

インタープロトシリーズRd.3
インタープロトシリーズRd.3
インタープロトシリーズRd.3
インタープロトシリーズRd.3

Rd.3の結果順でグリッドに再整列し、Rd.4がスタート。1周目は佐々木がトップを死守したが、先ほどの接触で車両に影響が出ており、思うようにペースを上げることができず。その隙に卜部が2周目のコカ・コーラコーナーでトップを奪った。その後も接近戦の展開が続いたが、卜部は最後までトップを守ってチェッカーフラッグ。今シーズン2勝目を挙げた。2位には佐々木が続き、3位にはRd.3での4位フィニッシュからポジションをひとつ上げた#44 山下健太(NAVUL)が今季初表彰台を手にした。

インタープロトシリーズRd.4
インタープロトシリーズRd.4
インタープロトシリーズRd.4
インタープロトシリーズRd.4

なお、GR Supra GT4 EVO2で争われたSUPRAクラスには2台がエントリーとなり、開幕ラウンドでも安定した速さをみせた#17 坪井翔(HW GR Supra GT4 EVO2)が、予選からライバルの#45 松井孝允(NAVUL)を引き離して2連勝を飾った。CCS-Rクラスは#39 堤優威(P.MU CCS-R)の車両がジェントルマンレースの第4戦決勝でダメージを負った影響で出走が叶わず。今回がCCS-Rでの初参戦となった#28 中山雄一(KK CCS-R)が2レースとも着実に走り切って優勝を飾った。

IPS Rd.3 優勝:#88 佐々木大樹(Pastel Motorsport)

「1レース目はロニー選手とのバトルが続いて、最終ラップで仕掛けました。その時の接触でステアリングが大きくズレてしまったんですけど、1レース目は何とかゴールまで運ぶことができてよかったです。ただ、2レース目はステアリングの影響があって仕掛けに行くのはリスクがあって、2位をキープすることに専念しました。2大会続けて良い成績を収めることができたのは良かったので、この流れで最終大会も頑張ります」

#88 佐々木大樹(Pastel Motorsport)
#88 佐々木大樹(Pastel Motorsport)
#88 佐々木大樹(Pastel Motorsport)
#88 佐々木大樹(Pastel Motorsport)

IPS Rd.4 優勝:#3 卜部和久(INGING MOTORSPORT)

「2レース目ではバトルをしてトップに食らいついていこうと考えていました。チャンスを待っていたら引き離されてしまいますし、1レース目に佐々木選手と争った時はなかなか攻略できずに終わりましたが、その反省を2レース目で活かすことができました。ランキングトップなので、しっかり最終戦でも優勝を狙いにいきたいです。開催まで期間は空きますが、しっかりと照準を合わせて最終戦に乗り込みたいなと思います」

#3 卜部和久(INGING MOTORSPORT)
#3 卜部和久(INGING MOTORSPORT)
#3 卜部和久(INGING MOTORSPORT)
#3 卜部和久(INGING MOTORSPORT)

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